Elvis Presle「If I Can Dream」アコースティックギター

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エルヴィス・プレスリー「If I Can Dream」

エルヴィス・プレスリーの「If I Can Dream」楽曲解説

 

エルヴィス・プレスリーの「If I Can Dream」は、彼のキャリアの中でも特に重要で感動的な楽曲です。

 

この曲は1968年の「エルヴィス・カムバック・スペシャル」で初めて披露され、エルヴィスのファンや音楽界に深い印象を残しました。

 

この曲が生まれた背景や歌詞のメッセージは、彼の心の中にあった強い信念や社会問題への想いを反映しています。

 

楽曲の背景

「If I Can Dream」は、1968年のカムバック・スペシャルのために書かれた楽曲であり、その時代背景も非常に重要です。

1960年代後半は、アメリカで公民権運動が活発だった時期であり、1968年にはマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が暗殺されるなど、社会的な混乱が続いていました。

このような状況を目の当たりにしたエルヴィスは、深く心を痛め、何か変えたいという強い気持ちを抱いていました。

「If I Can Dream」は、キング牧師の理想と平和のメッセージに影響を受けた楽曲で、彼の信条や希望が強く反映されています。

歌詞のメッセージ

歌詞は、エルヴィスが夢見る「もっと良い未来」への強い願望を表しています。

タイトルの「If I Can Dream」(もし私が夢を見られるなら)からも分かる通り、彼は世界がもっと平和で、全ての人が平等に扱われる未来を信じて曲を作り上げました。

例えば、以下の歌詞に注目すると、そのメッセージがより明確になります。

If I can dream of a better land, where all my brothers walk hand in hand.
(もし、全ての人々が手を取り合って歩む、より良い場所を夢見ることができるなら。)

このフレーズは、まさにキング牧師の「I Have a Dream」の演説と共鳴しています。エルヴィスはこの歌で、分裂した社会が平和と理解のもとに一つになれることを信じているのです。

また、「there must be peace and understanding sometime」(いつか、平和と理解が訪れるはずだ)という歌詞では、絶望の中でも希望を捨てないという彼の強い信念が伝わります。

音楽的要素

楽曲の構成は、エルヴィスの豊かなボーカルと力強いバッキングによってドラマチックに展開されます。

最初は穏やかに始まり、サビに向かって次第にエモーショナルなクライマックスへと盛り上がっていきます。

この構成は、まるでエルヴィス自身が感情を爆発させているかのようで、彼の魂が込められたメッセージを聴衆にダイレクトに届けます。

影響と意義

1960年代後半は、彼の映画キャリアが下降しており、音楽活動への再挑戦を模索していた時期でした。

このカムバック・スペシャルでのパフォーマンスは、彼の音楽キャリアを再び盛り上げるきっかけとなり、彼のファンや新たな聴衆に再認識される重要なターニングポイントとなったのです。

彼は「If I Can Dream」を通じて、音楽がただの娯楽ではなく、人々の心に訴えかけ、変革を促す力を持つことを証明しました。

 

まとめ
「If I Can Dream」は、エルヴィス・プレスリーのキャリアの中でも特別な意味を持つ楽曲です。

 

社会の混乱の中で、彼が信じた希望と平和へのメッセージが込められており、今なお多くの人々にインスピレーションを与え続けています。

 

この曲を聴くことで、エルヴィスがどれほど時代を超えた存在であり、彼の音楽が人々に希望を与え続けているかを感じ取ることができるでしょう。

 

エルヴィス・プレスリー メンバー詳細 バンドの特徴

 

エルヴィス・プレスリーの「If I Can Dream」で演奏を担ったバンドメンバーたちは、まさに楽曲の魂を支える重要な存在でした。

 

この曲はエルヴィスの1968年「カムバック・スペシャル」の一環として披露され、彼とともに演奏したミュージシャンたちはそのパフォーマンスを感動的に彩りました。

 

ここでは、バンドメンバーたちの詳細と彼らの特徴について、ご紹介していきます。

 

メンバー紹介

この楽曲で演奏を支えたのは、いわゆる「セッション・ミュージシャン」と呼ばれるプロフェッショナルたちです。

特にロサンゼルスのスタジオ・ミュージシャンが起用され、エルヴィスのカムバックをサポートしました。以下、代表的なメンバーを挙げてみます。

トミー・テデスコ(ギター)

トミー・テデスコは、ハリウッドで最も有名なセッションギタリストの一人でした。

彼はあらゆる音楽ジャンルをこなす驚異的な技術の持ち主で、ジャズ、ロック、クラシックなど幅広いスタイルに対応できる柔軟性が特徴です。

エルヴィスの曲でも、テデスコのギターはシンプルながらも情熱的で、曲全体の感動を高める大きな役割を果たしています。

ラリー・ネクテル(ベース)

ラリー・ネクテルは、この時のレコーディングでベースを担当しましたが、実は彼は優れたピアニストとしても知られています。

特に「ブリッジ・オーバー・トラブルド・ウォーター」など、数多くの名曲で演奏を手がけたことで有名です。

彼のベースプレイは非常に安定しており、「If I Can Dream」でも楽曲全体に深みと力強さを与えています。

ハル・ブレイン(ドラムス)

ハル・ブレインは、ロックやポップス界で非常に影響力のあるドラマーで、「The Wrecking Crew」と呼ばれる伝説的なセッションバンドの一員でした。

彼のドラムは「If I Can Dream」においても、曲の感情的な展開を巧みに支えています。

クライマックスに向かって徐々に力強くなるドラムのリズムは、エルヴィスの感情の高まりと完全にシンクロしています。

ドニー・ブルックス(コーラス)

「If I Can Dream」の感動的な雰囲気を一層引き立てているのが、バックコーラスの存在です。

ドニー・ブルックスをはじめとするバックボーカリストたちは、エルヴィスのリードボーカルに対して柔らかくも力強いハーモニーを重ね、曲のメッセージをより深く聴衆に届けています。

エルヴィスの歌声が舞台の中心にいる一方で、コーラス陣のサポートが曲全体を美しく彩ります。

バンドの特徴と魅力

「If I Can Dream」におけるバンドの演奏は、エルヴィスのボーカルを引き立てる役割を担いながらも、曲のテーマに対する深い共感と理解が感じられます。

エルヴィスが夢見た理想や平和への思いを音楽で体現するため、バンドメンバーたちは感情を抑えながらも、必要な時には感情の波をしっかりと支えています。

この曲はエルヴィスの歌声がメインではあるものの、楽器の演奏もまた、非常にドラマチックです。

特に、ピアノやギター、そしてホーンセクションが絡み合い、感情的なクライマックスを作り出す場面では、バンド全体が一丸となって楽曲を完成させています。

 

まとめ
エルヴィス・プレスリーの「If I Can Dream」を支えたバンドメンバーたちは、それぞれがプロフェッショナルとして一流の技術を持ち、彼の音楽に深く共感していた人々でした。

 

彼らの演奏がエルヴィスの夢や願いを音楽という形で表現する手助けをし、その結果、この楽曲は時代を超えた名曲となりました。

 

「If I Can Dream」ギターの魅力・弾きどころを解説

 

エルヴィス・プレスリーの「If I Can Dream」は、その力強い歌詞やメロディーに加えて、アコースティックギターの存在が楽曲の魅力を大きく支えています。

 

この曲では、アコースティックギターがエルヴィスの感情豊かなボーカルを包み込みながら、深みと温かみを与えています。

 

ギターを弾く人にとっても、曲の特徴的な部分を演奏する楽しさがたくさん詰まっているんです。

 

アコースティックギターの役割

「If I Can Dream」におけるアコースティックギターは、楽曲全体に流れるやさしいリズムを提供し、曲の感情的なトーンを強調する重要な役割を果たしています。

イントロから終盤まで、ギターはバックで絶えずシンプルかつ穏やかなストロークを刻みつつ、他の楽器やエルヴィスのボーカルを邪魔しないよう控えめに演奏されています。

ギターの演奏は、基本的にコード進行をしっかりと支えるため、難易度はそこまで高くありませんが、感情を込めて演奏することで、曲のメッセージがより深く伝わるようになっています。

コードの切り替えが滑らかで、ストロークもシンプルなので、ギター初心者でもチャレンジしやすい曲ですが、表現力が求められるところも魅力です。

弾きどころとポイント

イントロのシンプルさが曲の始まりを美しく彩る

イントロでは、アコースティックギターが軽くリズムを刻み始めるところが魅力的です。

まだ静かな段階で、ここではゆったりとしたストロークで曲の土台を築いていきます。

イントロを丁寧に弾くことで、これから始まる感動的なメロディーへの期待感を聴衆に抱かせることができます。

サビへの盛り上がりでの感情表現

サビに入ると、エルヴィスのボーカルが感情を大きく爆発させるのと同時に、ギターのストロークも力強くなります。

ここでのコードが続く場面で、ギターも気持ちを込めてストロークを強調するポイントです。

特にIf I can dream of a better land」というフレーズの部分では、エルヴィスが理想を力強く歌い上げるのに合わせて、ギターもリズムを一層強く刻むことで感情が倍増します。

中盤のダイナミクスを意識して

この曲の大きな特徴の一つは、感情の起伏がしっかりと表現されている点です。

中盤では、再び少し静かになる部分があり、ここでギターのストロークを軽くすることがポイントになります。

音を抑えつつ、リズムをキープすることで、曲のダイナミクス(強弱)が生まれます

こうした場面では、強く弾くべきところと、控えめに弾くべきところを意識することが、より感情豊かな演奏を生む秘訣です。

クライマックスでの盛り上がり

曲の終盤、特に「While I can think, while I can talk」の部分では、ギターも一緒にクライマックスへ向けて盛り上がります。

ここでは、コードが上昇していき、音楽的にも感情的にもピークに達します。

この部分では、ギターのストロークをしっかりと力強く弾き、楽曲全体をまとめ上げるような迫力を持たせると、曲の終わりが印象的になります。

アコースティックギターの魅力

「If I Can Dream」でアコースティックギターが果たす役割の大きな魅力は、楽曲全体を柔らかく支えながらも、感情の波に合わせて細やかな変化を加えている点です。

アコースティックギターの音は、エルヴィスの力強い声を邪魔することなく、むしろその深い感情を補完しています。

ギターのストロークが非常にシンプルであるため、初級者にも取り組みやすい曲ですが、ダイナミクスや感情表現が大切なポイントです

ギターを弾きながら、歌詞の内容に思いを馳せ、エルヴィスが抱いていた理想や希望を自分自身でも感じながら演奏することで、曲の本当の魅力を引き出すことができます。

 
まとめ

「If I Can Dream」のアコースティックギターは、シンプルでありながら、曲の感情的な部分をしっかりと支える重要な要素です。

 

コード進行も比較的覚えやすく、初心者から中級者まで幅広いギタリストが楽しめる一方で、ダイナミクスや強弱を意識して弾くことで、楽曲の奥深い感情を表現できる点がこの曲の魅力です。

 

エルヴィスの希望や夢に共感しながら、ぜひ自分の手でその思いをギターで奏でてみてください。

 

「If I Can Dream」ギターサウンドメイキング解説

 
「If I Can Dream」におけるアコースティックギターのサウンドは、楽曲全体の雰囲気を引き立てる重要な要素です。
 
 
この曲のメッセージ性やエルヴィスの感情表現をサポートするため、アコースティックギターの音作りには特別なこだわりがあります。
 
 
ここでは、そのサウンドメイキングについて詳しく解説していきます。
 

アコースティックギターのサウンドメイキングのポイント

ウォームでナチュラルなトーン

「If I Can Dream」のアコースティックギターは、全体を通してウォームでナチュラルなトーンが特徴です。

エルヴィスの力強いボーカルを支えるため、ギターは柔らかくも存在感のある音色が求められます。

このようなトーンを実現するために、サウンドメイキングで意識すべき点は以下の通りです。

ギターの選定

温かい音色を出すためには、マホガニーやローズウッドを使ったアコースティックギターがおすすめです。

特に、深みのあるローズウッドのギターは、エルヴィスのボーカルに負けない豊かなサウンドを提供してくれます。

弦の選択

フォスファーブロンズ弦など、温かみのある音を出す弦を選ぶと良いです。

音に丸みを持たせ、エルヴィスのボーカルの邪魔をしない滑らかなトーンを作り出すのがポイントです。

指弾きかピック弾きの選択

「If I Can Dream」の演奏では、基本的にピックを使ってコードストロークをしていますが、指弾きの要素も取り入れることで、さらに柔らかく自然なトーンを得ることができます。

以下に、それぞれのスタイルの特徴と効果を説明します。

ピック弾き

ピックで弾くと、アタックが強くなるため、曲のダイナミクスがはっきりと表現されます。

サビのように盛り上がる部分では、ピック弾きの方が力強いリズム感を出せます。

ピックは柔らかめのもの(ミディアムゲージなど)を使用すると、激しいアタック音を抑えつつも、はっきりとしたストロークが可能です。

指弾き

静かな部分では、指弾きでふわっとした音を出すと、曲の雰囲気に合った柔らかさを演出できます。

特にイントロやバース部分など、静かなシーンでは、指で軽く弾くことで繊細なニュアンスを引き出すことができます。

リバーブの使い方

「If I Can Dream」のアコースティックギターサウンドには、適度なリバーブがかかっており、空間的な広がりを持たせることで、エルヴィスの歌声が響く中にギターの音が溶け込むように設計されています。

リバーブの設定はサウンドメイキングにおいて非常に重要で、次の点を意識しましょう。

プレートリバーブまたはスプリングリバーブ

1960年代後半にレコーディングされたこの曲では、アナログなリバーブが特徴です。

特にプレートリバーブやスプリングリバーブを軽めにかけることで、暖かく豊かな音の広がりを演出します。

これにより、ギターの音が乾きすぎず、心地よい残響が加わります。

リバーブの深さ

ここでは、過度なリバーブは避け、適度な設定で自然な空間感を出すことが大切です。

リバーブを深くかけすぎると、ギターの音がぼやけてしまうため、短めのディケイ(減衰)時間を設定し、スムーズな残響を作り出すと良いです。

EQの調整

ギターのトーンをさらに引き立てるために、EQの設定も重要です。

「If I Can Dream」では、ギターがエルヴィスの声の下支えになるようなサウンドが必要ですので、特定の周波数帯を調整してクリアで深みのあるトーンを作ります。

低音域

低音は強調しすぎないようにしましょう。

100Hz以下の周波数帯を少しカットすることで、ギターの音が濁らず、バンド全体のサウンドの中でスッキリとした存在感を保てます。

中音域

500Hz〜800Hzあたりを適度にブーストすると、ギターがエルヴィスのボーカルとしっかりと絡み合い、バランスの取れたサウンドが作れます。

この帯域はギターの温かみを感じさせる部分でもあるので、優しく調整しましょう。

高音域

2kHz〜5kHzあたりを少しブーストすることで、ギターのストロークがよりクリアに聞こえるようになります。

ただし、あまり強調しすぎると鋭い音になってしまうので、控えめに。

コンプレッションの使用

アコースティックギターの音を一貫してクリアに保つために、軽めのコンプレッションをかけることも有効です。

コンプレッサーを使うことで、静かな部分と大きな部分の音量バランスを調整し、自然なダイナミクスを維持することができます。

アタックタイムとリリースタイムの調整

アタックタイムを少し遅めに設定すると、ピッキングのアタック感を残しつつ、余韻をコントロールできます。

リリースタイムは曲の流れに合わせて自然に消えるように設定すると、スムーズなサウンドが得られます。

 

まとめ
「If I Can Dream」のアコースティックギターサウンドは、エルヴィスのボーカルを引き立てるための温かさと自然さが特徴です。

 

ギター本体や弦の選択、演奏スタイルの工夫に加え、リバーブやEQ、コンプレッションなどの音作りの細かなポイントを意識することで、楽曲にマッチしたサウンドを作り出すことができます。

 

シンプルながらも奥深いギターサウンドが、この曲のメッセージ性をさらに引き立てているので、ぜひこのサウンドメイキングのポイントを取り入れて、エルヴィスの世界に浸りながら演奏を楽しんでください!

 

 

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永沢孝幸
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